一般的に頭痛は『片頭痛』と『緊張型頭痛』の2種類がほとんどです。中には生命に関わる頭痛(くも膜下出血など)もあります。
片頭痛は、何らかの原因で脳の血管が拡張して周りの三叉神経を刺激してさらに血管を
拡張させて起こります。
起こる直前には肩こりが出ることもあり、こめかみから目のあたりがズキンズキンと心臓の拍動に合わせるように痛みます。頭の片側だけが痛いとは限らず両側が痛むこともあり、日常生活に支障が出ることもある発作性の頭痛です。
体を動かして頭の位置を変えると痛みが増幅することです。また吐き気、嘔吐、下痢などの随伴症状があります。
いったん痛み出すと2~3日間は続き、1ヶ月に1、2度、多い人では1週間に1回と周期的に頭痛を繰り返します。
緊張型頭痛は、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。
筋肉の緊張で血流が悪くなり筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きます。
午後から夕方にかけて、目の疲れや倦怠感などとともに痛みが現れやすいです。
後頭部から首筋を中心に頭全体がギューッとしめつけられるように痛みます。
数時間で治まる場合や、数ヶ月以上も続くなど、慢性化するケースもあります。
両頭痛ともに、一定のストレスを超えると自律神経の機能が乱れ自律神経失調症になります。
短期間の自律神経の乱れ、長期間自律神経失調症は共に頭痛の原因になります。
痛みがひどく吐き気・嘔吐などがあり来院できない場合は、『片頭痛は冷やしてください』、『緊張型頭痛は温めてください』。※逆をすると悪化します。あくまで応急処置です。
両方ともに頭痛の原因が血流の悪さでありますので頭部・頚部・肩部の筋肉をほぐしていきます。なので鍼・マッサージ治療共に非常に効果があります。多くの方が施術後は頭痛が消えてます。
※頭痛の治療の場合は肩口が大きく開く服装でお願いいたします。