『臀部から足の後ろや外側にかけて痛いんです。』という風に多くの方が訴えられます。
整形外科でも足に痛みが走ると言うとだいたい座骨神経痛と診断されるほどメジャーな疾患です。
座骨神経痛は中高年の方に多く見られ、お尻や太もも、すね、ふくらはぎ、足にかけて、鋭い痛みやしびれ、ふくらはぎの張り、冷感や灼熱感、締めつけ感などの症状があらわれます。
こうした症状は、足の一部分だけに強く感じることもあれば、足全体に強く感じる場合もあります。ひどい方ですと触るだけでも痛く歩行困難(地面に足が付けない)となる場合もあります。
まずは痛みの根源である臀部を中心に筋肉をほぐしていきます。
ヘルニアや狭窄症がひどくなった場合は手術をお勧めいたしますが、当院では座骨神経痛の方には手術を勧めたことはありません。臀部や足の筋肉を緩めればほとんどの症状が改善いたします。ただし、臀部は皮下脂肪が厚くまた筋肉も大きく分厚いので鍼がメインとなりますが、足に関しましてはマッサージでも十分に可能です。
1カ月前から足が地面に付けないほど痛く病院で一生治らないと見放された方の場合、歩けるようになり痛みもほとんどとれるまで週1回の治療で2カ月かかりました。
レントゲンで腰椎から骨棘が出ていて棘を手術で取らないと治らないと言われた方は週2回の治療で1カ月で治りました。
座骨神経痛は1回ではなかなか治りません。複数回ご来院頂きます。ただし、痛みだしてから早くに治療を行えば回数も少なくてすみます。
※症状によっては側臥位で股関節を曲げた姿勢で行います。
※腰痛治療で来院される場合はジャージやスウェットなどのズボンで来院されると治療が
しやすいのでよろしくお願いいたします。